1. ステルスアイアンとは?
2022年2月発売(日本国内)にテーラーメイドから販売されたステスルシリーズのアイアンです。 “カーボンウッド” のステルスドライバーと同時期にリリースされた人気アイアン。
発売から時間が経っても、 やさしさ・飛距離・高弾道 のバランスの良さで、 2026年現在もアマチュアに根強い人気があります。
ステルスアイアンの製造コンセプトは飛び系 × やさしさ × 高弾道×構えやすさを目指し開発されました。
2. コンセプトを支える主要テクノロジー
1,Cap Back Design:フェースのたわみを最大化し、初速と寛容性を両立。
反発エネルギーの増加と打点ズレ時のエネルギー維持という物理現象が同時働くことで、初速アップとミスへの寛容性が同時に起こる。要は、”エネルギーを溜め、バネになることで初速がアップし、打点がズレても反発が落ちにくいので寛容性が上がる仕組みとなっている。
2,トゥラップテクロノロジー:トゥ側のウエイトをソールへ配置し直し、極端な低重心を実現
通常のアイアンはトゥ側にウエイトが多く残るため、重心が高くなりやすい。ステルスはこのトゥのウエイトを大胆に削り、ソールがへ配置している。それにより低重心化を生み、フェースが自然に上を向くことで高弾道を実現させた。低重心のヘッドは初速が出て、高弾道でも吹け上がらない強い高弾道が生まれる。
3,Thru-Slot Speed Pocket → 低打点でも初速が落ちない構造。
ソール側に貫通したスリット(溝)を入れることで、フェース下部の剛性を下げ、インパクト時にフェースを大きくたわませ、たわんだ分だけ反発が増えるという”バネ効果”を作り出している。そのたわみによりスピン量が適正化されて”飛ぶ低弾道”が実現される。ここがステルスの”飛ぶ・上がる・曲がらない”を支えている。
ECHO Damping System → 中空構造でもフォージドに近い打感を狙う制振機構。
中空アイアンは構造上、インパクト時の振動が大きく金属音が強くなり”カンッ”という硬い打感になりやすい。その弱点を解消するためにフェース裏に専用のポリマー(特殊ポリマー)を配置し、振動を吸収する仕組みを採用している。このシステムは高周波だけを消し、低周波の”芯の感触”は残すように設計されており、しんを食ったときの気持ち良さはしっかりと残る。
3.試打で感じた感想
まずはアドレスしてみる。”構えやすいさ”という部分については確かに癖もなく、”スン”と構えられ違和感はかんじない。素振りでの印象も、インパクト時点でのヘッドの走りを感じることができる。素振自体で”これは飛ぶな!”と感じた。
実際にボールを打ってみると、”なるほど!”他のサイトにもあるように、いつものクラブよりも飛距離が出ているし、容易に打球は上がり高弾道になった。”たわみ”自体を感じることはできないが、打ち出したボールの打球はコンセプト通りであると感じた。ちょっと強めに打つと捕まりが良すぎて左に巻く打球も出てきた。やさしいアイアンの名称とおり、フルスイングでの使用はオススメ出来ないと思う。
打感に関しては好みもあるので、賛否は分かれるところではあるが、パパ的には好印象。ミスへの寛容性を考えれば、力まず振って、安定したゴルフができるクラブなのだろうと感じた。
4. どんなゴルファーに合う?
ステスルアイアンのコンセプトとおり、”飛ぶ・上がる・まがらない”このポイントを伸ばしたい人に一番向いている。とくに、飛距離には注目したい!ゴルフはコースを何打で上がれるかを競うスポーツなので、飛距離があって悪いことはない。むしろ正義。そして、左に巻きやすい特色もあるので、打ち出しで右に飛びがちな方は是非、試打をしていただきたい。
飛距離が出て、ミスへの寛容性がある面を踏まえると、スコア100前後のゴルファーに向いていそう。安定した飛距離で基本曲げずに真っすぐのライン出し打球を打てるようになると、容易に100を切れることが可能となってきます。
100ギリ間際のゴルファーは、ちょっとしたミスで打数を損しているケースが多々あります。そんなときにミスに強いクラブはとてもありがたい。このステルスのコンセプトに当てはまる方は是非、試打をしていただきたい!
7. まとめ
ステイルアイアンは2022年の発売ですが、今だ人気のあるアイアンの一つです。”飛び系”アイアンの中では、かなり完成されたクラブではないでしょか。最大の魅力は、飛距離とミスへの寛容性。このポイントは同伴者より1歩先に抜け出るアイテムではないでしょうか?
テーラーメイドのテクノロジーが搭載された”飛ぶ・上がる・曲がらない”の3拍子の利点を上手くいかせれば、ラウンドも更に楽しくなることは間違いないでしょう。但し、それはこのステルスアイアンのコンセプトに合っている方に対しての私的な意見なので、全てのゴルファーに当てはまることではないので、必ず試打をした上でご判断ください。
全てのクラブが万人に合う訳ではありませんので、私のコメント通り出ない場合も多々あると思います。しかし、ゴルファー全てが同じスイングをするものではありませんので、”自分に合ったクラブ”を探すことは、ゴルフレベルを上げるうえでも重要なことだと思います。メーカーのコンセプトを文面だけで見ても、「凄いんだろうな」とは思うでしょうが、実際打ってみたら「そうでもなかった…」と思うこともあるでしょう。また、自分のレベルは日々上がったり下がったりするものです。その時の状態に合わせたクラブが必要になってくると思います。構えて・試打して、色々と感じて見て下さい。

